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明日になってほしくない

本当に信頼していて慕っていたリーダーが明日最終出社となる。といっても辞めるわけではなくて、大阪に異動を希望されたそうだ。自分は彼女に名指しで選んでもらって今のチームに入った。トップになってチームを支えてねと初日にメールをもらった。嬉しかった。

年末ごろ、成績が急に動かなくなった。職場でも家でも毎日泣いた。毎日出社するのが、電話取るのが憂鬱だった。同期の誰にも絶対負けたくないと思っていたのに、同じような成績に追いつかれてしまってすごく焦った。周りはどんどん成長してるのに、なんで自分だけ伸び悩んでるんだろうと悔しくて、どんなに先輩に「周りは気にするな、焦るな」って言われても、期待に添えない申し訳なさからごめんなさいしか言えなくなった。

 

「私はお前のこと見込んで取ったんだから、私のこと信じてればいい」

「成長してないんじゃない。頑張ってないんじゃない。私はいつも見てる」

「今のお前は無能が仕事。一年経って同じ思いをしなきゃいい」

「泣くほど頑張ってるやつを部下に持てた。お前を選んでよかった」

 

なに話しても涙が出てた自分に、こんなにも言葉を尽くしてくれて、絶対可哀想がったりはせず、宥めたりもせず、泣き止むのを待ってちゃんと今後の話をしてくれた。

全部理解してくれていたかは知らないけど、その時の私にとって何よりありがたかった。

毎日改善点を話し合って明日はこうしようと言ってくれて、徐々に成績も上がってきて、数字が良くなるたびに彼女も自分のことのように喜んでくれた。お前が頑張ったからだと言ってくれたけど、彼女がいなかったらそうはいかなかったんじゃないだろうか。

 

今回の異動の話は、全体周知が出る前にミーティングルームを借りてもらって聞いた。きつい。でも、わざわざ部屋とって時間を割いてくれた。どういう形であれ今後も同じ会社で働くんだから、そう悲観することはないとて言ってくれた。その通りだと思った。

配属されてから、迷惑ばかりかけてきた。困らせた。イライラさせた。残業もさせた。恩返しをできないまま彼女を送り出さなければならないのが悔しくてしょうがない。

でも彼女の下で働けたことは自分にとってすごく幸せだったと思う。送別会で泣けるほどの理想の上司と巡りあえる人なんてそう多くないだろうから。

次彼女に会うときまでに今より立派になってよう。この会社にいる限りはずっと期待されていたいし、ずっと彼女のもとで働いていたい。

自分の将来のことは全然わからないけど、いつか絶対また彼女と仕事をしたい。

 

私の上司になってくれて本当にありがとうございましたって明日絶対言おう